「性欲を毎日のように感じてしまって、何だか自分がおかしい気がする」「1日に何度もムラムラしてしまい、集中できない」「我慢しなきゃと思うけど、抑えられない」。そんな風に悩んでいるあなたへ。
このテーマはなかなか人に相談しづらく、ひとりで抱え込んでしまう女性も多いものです。
でも安心してください。性欲を毎日感じること自体は、まったくおかしなことではありません。
この記事では、性欲を毎日感じてしまう原因や、うまく付き合っていくための考え方・実践方法をわかりやすく紹介します。
性欲が毎日あることは「異常」ではない
まず知っておいてほしいのは、性欲が毎日あることはごく自然なことだということです。
人間には生理的な欲求があり、性欲もその一つです。
性欲の強さや頻度には個人差があり、毎日強く感じる人もいれば、あまり感じない人もいます。
どちらが正しい・間違っているということはありません。
たとえば、「お腹が空きやすい人」がいるように、「性欲を感じやすい体質」もあるのです。
特に10代後半から20代は、ホルモンの分泌が活発で、性的な関心が高まりやすい時期。生物学的にも性欲が高まるのは自然なことです。
だからこそ、「私だけおかしいのでは?」という思い込みが苦しさを増している可能性があるのです。
性欲を感じすぎる背景にあるもの
では、なぜ「性欲が毎日ありすぎて困る」と感じてしまうのでしょうか。
その理由にはいくつかの可能性があります。
ストレスや不安の代替反応
性欲は、心のストレスや孤独、不安などを埋める手段になっていることがあります。
例えば、日々の生活に充実感がなかったり、人とのつながりに寂しさを感じていたりすると、性欲が強くなることで一時的に気持ちを満たそうとすることがあります。これは心の自然な反応です。
ただし、そのままにしておくと、ますます「ムラムラ=自己嫌悪」のループに陥ってしまいがちです。
ホルモンバランスの影響
女性の体は、月経周期に応じてホルモンバランスが変化します。
特に排卵期の前後には、エストロゲンとテストステロン(性欲に関わるホルモン)が増えることで、性欲が高まりやすくなるのが一般的です。
この影響で、性欲が毎日強く感じられる期間もあるのです。
暇な時間や刺激の多さ
何もしていない時間や、性的な刺激に触れる機会が多い環境(SNS・動画・ドラマなど)にいると、自然と性欲が引き出されやすくなります。
スマホを無意識に触るように、性的な考えがループすることもよくあることです。
自分を責めずに「性欲」と向き合う
毎日性欲を感じているからといって、それを悪いこと・異常なことと決めつける必要はありません。
大切なのは、自分の性欲を否定せず、冷静に向き合うことです。
以下のような考え方を取り入れることで、性欲とのバランスを取りやすくなります。
まず「感じてもいい」と許してあげる
「感じちゃダメ」「こんな私はおかしい」と思えば思うほど、性欲は強くなります。
これは心理学でも知られている現象です。逆に、「私は今性欲を感じてるな」と素直に認めるだけで、気持ちが軽くなることもあります。
まずは自分に「性欲があるのは自然なこと」と言い聞かせてみてください。
抑えようとするより、扱い方を学ぶ
「性欲を完全になくしたい」と思う人もいますが、それは現実的に難しいことです。それよりも、「どう扱うか」を考える方が前向きです。
性欲を感じた時すぐに反応するのではなく、深呼吸して5分だけ別のことをしてみる。それだけでも「ムラムラ」から少し距離を置くことができます。
心と体を満たす習慣を増やす
性欲が強く感じられる背景に、「心の飢え」が潜んでいることも少なくありません。
例えば、体を動かして気分をスッキリさせたり、安心できる友人と会話したり、自分を大切に扱う時間を増やすことで、性欲がコントロールしやすくなることもあります。
マッサージやお風呂、音楽、読書など、「性」以外の快感を自分に与えることも大切です。
誰かに相談するのも一つの手段
「毎日性欲を感じてしまって困る」という悩みを、ひとりで抱え込む必要はありません。
もし身近に信頼できる友人やカウンセラーがいれば、話してみることで、驚くほど気持ちが軽くなることもあります。
「変なことを考えていると思われたくない」と感じるかもしれませんが、意外と同じようなことで悩んでいる人は多いものです。
特に、女性専用の相談窓口やオンラインのメンタルサポートなどもあるので、無理せず活用してみてください。
まとめ
毎日性欲を感じてしまって戸惑う、恥ずかしい、どうにかしたい。そう思う気持ちはとてもよくわかります。
でもまず大前提として、性欲が強いことは「あなたの欠点」ではありません。人間としてごく自然な、生きる力の一部です。
もし生活に支障が出ていたり、自分でつらいと感じる場合には、「性欲とどう付き合うか」に意識を向けてみましょう。
自分の気持ちに優しく寄り添うことが、心を軽くする第一歩です。どうか、ひとりで苦しまないでください。