「私って性欲が強すぎるのかな」「人には言えないけど、性のことを考える時間が多くて不安になる」そんな風に悩んでませんか?
特に10代〜20代の女性にとって、自分の性欲について考えることは、とてもデリケートな問題です。
性についてオープンに語ることがまだまだ難しい社会だからこそ、性欲の強さ=おかしいことと感じてしまう人も少なくありません。
しかし、それは本当に「おかしなこと」なのでしょうか?
今回は、「性欲が強すぎて自分が変に思える」と感じる女性に向けて、性欲との向き合い方や、安心できる考え方について、わかりやすく丁寧に解説します。
性欲は人それぞれ違って当然
まず大前提として、性欲の強さには個人差があります。
眠くなるタイミングやお腹が空くタイミングが人それぞれ違うように、性欲の出方も人によって異なります。
ある人は毎日のように性のことを考えるかもしれませんし、ある人は数ヶ月に一度ということもあります。
どちらが正しいというわけではなく、「違って当然」なのです。
「友達と話していたら、自分だけ性の話に興味を持っているようで恥ずかしくなった」「夜にひとりでムラムラするたびに自己嫌悪になる」といった体験は、よくあるものです。
でもそれは、あなたが異常だからではありません。
むしろ、性に興味を持つことは自然なことですし、女性の性欲だって、しっかり存在しています。
女性の性欲は隠されがち
実は、社会の風潮が「女性は性欲が弱い」というイメージを作ってしまっています。
ドラマや漫画でも、性に積極的なのは男性で、女性は控えめという描写が多いですよね。
でも実際には、女性の中にも性欲が強い人はたくさんいます。ただ、それを言いにくいだけなんです。
「性欲が強い=だらしない女」なんて偏見もまだ根強くあります。
だからこそ、性欲について語ることを避けてしまい、自分を責めてしまう悪循環が生まれてしまいます。
でも、これはあなたのせいではありません。社会の空気のせいです。まずはそこに気づいてください。
「性欲が強い自分」はおかしくない
何度でもお伝えしますが、性欲が強いのはまったく異常ではありません。健康的な体と心の働きの一部です。
10代後半〜20代という時期はホルモンバランスの影響で、性欲が特に高まりやすい時期でもあります。
思春期から大人の女性へと成長するなかで、身体も心も大きく変化していきます。その過程で性に対する関心や欲求が増えるのは、自然なこと。
「夜になると性のことばかり考えてしまう」「自慰行為の回数が多くて心配になる」なども、決しておかしなことではありません。
むしろ、自分の体としっかり向き合えている証拠です。
性欲と上手に付き合うためのヒント
では、性欲が強いと感じる自分と、どう向き合っていけばよいのでしょうか?以下に、少しでも気持ちがラクになる考え方や習慣を紹介します。
自己否定しない
「こんな私はおかしい」と思ってしまうと、どんどん自分を追い込んでしまいます。まず自分の性欲を否定しないことが大切です。
「性に興味がある自分は普通なんだ」と、心の中で何度も繰り返してみてください。
情報の選び方に注意する
SNSなどでは極端な意見や偏った情報が目立ちます。「性欲が強い=ビッチ」などのレッテルを貼る発言に、傷ついた経験があるかもしれません。
でも、それは一部の価値観に過ぎないということを忘れないでください。信頼できる情報源を選ぶようにしましょう。
安心できる人に話してみる
もし周りに、信頼できる友達や大人がいれば、自分の気持ちを打ち明けてみるのも一つの方法です。
「こんな話しても大丈夫かな」と不安になるかもしれませんが、意外と同じようなことで悩んでいる人がいるかもしれません。
話すことで、気持ちが軽くなることもあります。
性欲をコントロールしたいときは
勉強や仕事に集中したいのに性のことばかり気になってしまう。そんなときは、軽く運動をしてみる、趣味に打ち込む、お風呂でリラックスするなど、気分転換できる行動を取り入れてみましょう。
性欲を抑え込むというよりは、気持ちを別の方向に向けることが大切です。
さいごに
最後にお伝えしたいのは、性欲が強いからといって、あなたの価値が下がることは一切ないということです。むしろ、自分の感情や体の変化に敏感であることは、とても大事なことです。
自分の中にある欲求や気持ちを無理に抑え込んだり、否定したりするのではなく、「私はこういう気持ちを持っているんだな」と一度受け止めてみてください。そうすることで、心の中にあったモヤモヤが少しずつほぐれていくはずです。
あなたは変じゃないし、悪くもありません。性欲が強いのは、健康な証拠。安心して、自分の気持ちと向き合ってみてください。